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都市縮退時代における総合スーパーの小型化戦略!イオンの実例からご紹介!

こんにちは!

今日は貸店舗物件をお探しの皆様からしてみると、疑問に思っている内容に焦点チェック!

本日は最近街中で見かける商店街の中や、マンションの一階に入っている小型スーパーについて、なぜこういった店舗が増えたのかのを紹介していきたいと思います!

総合スーパーの市場の深掘り

近年の少子高齢化の勢いはすさまじく、高齢者は行動範囲が狭くなり、若い世代は新しいライフスタイル化によりワンストップで買物を済ませたい傾向があるなど、消費不況の時代へと変遷しています。

さらにイオンなどの広域型ショッピングセンターも都市計画法により出店が制限されています。これらにより総合スーパーは新たな戦略を求められるようになりました。

東京大都市圏は最新の国勢調査でも全人口の3割近くを占めており、その巨大な市場をターゲットに総合スーパーは多様な出店戦略を始めています。

 

イオンのスーパー小型化戦略

皆様は、最近街中で商店街の空き店舗や、集合住宅の一階など面積的にはそれほど大きくないテナントに小さなスーパーを見かけたことはありませんか?

こういった小型スーパーという業態を生み出したのは、今まで広域型ショッピングセンターを開発していた企業の中ではイオンが初めてとなっています。

イオンは皆様もご存じの通り、郊外の広域型ショッピングセンターを核に事業を展開していました。しかし現在は、その大型店の開発と同時に小型店の開発を進めています。その小型店の第一号店は2005年、横浜市保土ケ谷区における「まいばすけっと」と称する小型食料品スーパーです!

「まいばすけっと」の売り場面積は165m²程度であり、店舗の形としてはコンビニエンスストアと似ているように見えます。しかしコンビニと異なる点として以下の3点が挙げられます。

 

①営業時間が7時~23時に限定される。

②売上高に占める生鮮食料品の割合が約30%

③価格設定が総合スーパーや食料品スーパーに準ずる

 

このような違いがあるようですが、夜中にコンビニを利用することがない人にとっては、むしろ小型スーパーの方が値段も安く便利なのかも知れませんね。

 

「まいばすけっと」の出店状況

下の図をご覧ください!

マイバスケット

上の図から、現在の「まいばすけっと」の出店状況は東京23区、川崎市、横浜市に限られています。その中でも最も多数の出店が見られるのが大田区です!2007年以降から爆発的に増加しているようです。また大田区の周辺に位置する川崎区や中原区、品替え悪、目黒区、世田谷区でも大きな数の出店が見られ「まいばすけっと」業態の大きな市場となっています。

一方で2011年以降の近年増加がみられるのが、新宿区や中央区、江東区といった都心部やその周辺の都心回帰により人口が増加している地域となっています。今後は、ビジネス街への出店も増加して住民だけではない新たな市場は開拓していくのかもしれません。

 

いかがでしたか?

本日はスーパーの小型化戦略についてイオンのまいばすけっとを題材に紹介しました!このように大きな企業が小さな店舗の開発を進めているというトレンドもありますので、現在貸店舗物件をお探しの皆様も是非参考にしてみてください!

また今回参考にした文献は以下の書籍になります!

 

「小商圏時代の流通システム」

平成25(2013)年3月30日  初版第1刷発行

編者 : 土屋純・兼子純

 

貸店舗・店舗物件探しは「TEMPOLY」まで!https://tempoly.jp/

 

出典:小商圏時代の流通システム

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